ステーキ(牛肉)の美味しい焼き方

ステーキの美味し焼き方(牛肉)
ステーキを上手に焼く最大のコツは、次の2点です。
1.お肉の表面を焦がして肉汁を閉じ込めること
2.お肉の中の温度を適温にすること。
この2つの方法について解説いたします。
ステーキを焼くための準備
☆厚手のフライパン
厚手のフライパンなら全体の温度を保てるので、お肉全体を均等に焼きあげることができます。
☆ステーキ用塩
岩塩には旨味も含まれているため、お肉の美味しさを一層引き立ててくれます。
岩塩が荒い場合は、きめ細かい粉になるようにミールなどで予めひいておきましょう。
☆ステーキ用黒こしょう
こしょうには、肉の臭みを消してくれる作用があります。ただし、あまり香りがキツくないものをお選びください。
その方がお肉本来の味をお楽しみいただけます。
美味しい焼き方
1.お肉は常温近くに戻しておき、焼く前に塩コショウを軽くふります。
2.フライパンは煙が少し出るくらい熱しておき、油をひきます。
3.静かにお肉をフライパンの上に置きます。
4.火はお肉を置いて中火にします。
Check! >>>そして焼いていくわけですが、ここで注意があります。
5.お肉をなるべく動かさないようにしてください。 ゆらしたり、細かくひっくり返すと、肉の油や旨みが抜けてしまいます。
6.置いたら、静かに片面が焼けるのを待ちます。
7.お肉の下から3分の1くらいが焼けてきたら静かに裏返します。
8.裏返した後に、アルミ箔などで軽く蓋をします。水分を逃さないためです。
9.そして弱火と中火の間くらいで約2分ほど焼きます。 出来上がったら、アルミごと取り出し、しばらく休ませます。ここですぐに切ってしまうと、
せっかくの旨味成分が流れでてしまいます。
10.10分ほど休ませた後にカットし、皿に盛って完成です。
☆ポイントは、お肉を動かさないこと。 すぐにカットしないことです。
ステーキの焼き方の種類
■レア
レアは中心部がほとんど生の状態です。
レアの焼き方は、
最初に片面を強火で30秒 ⇒弱火で1分⇒裏返して強火で30秒⇒弱火で1分
■ミディアムレア
ミディアムレアはレアよりも少し中心部に火が通っています。
ミディアムレアの焼き方は、
最初に片面を強火で30秒 ⇒弱火で1分⇒裏返して強火で30秒⇒弱火で1分半〜2分
■ミディアム
ミディアムの焼き方:中心部が程よいピンク色の状態です。
ミディアムの焼き方は、
最初に片面を強火で30秒⇒弱火で2分⇒裏返して強火で30秒⇒弱火で2分〜3分
表面から肉汁がしみ始めたらちょうどミディアムです。
■ウェルダン
ウェルダンの焼き方:お肉の中心まで火が通っている状態。
ウェルダンの焼き方は、
最初に片面を強火で肉汁が出るまで焼きます。
⇒裏返して強火で肉汁が出るまで焼きます。
⇒最後に弱火で約3分焼きます。
ポイントは、むやみに肉を反したり、押し付けたりしないこと。
無理に押し付けると、お肉から旨みが逃げてしまいます。
その他ワンポイント
■香りづけ
最後の仕上げでお好みで香りづけをしたい方は、赤ワイン(シェリー酒やブランデーも可)を少量だけ ふりかけて一緒に焼くと、香りの良い焼き上がりになります。
レア・ミディアムレア・ミディアムの場合は、 焼きあがり後にアルミホイルに包んで3分程度休ませると、 余熱でお肉の中まで熱が伝わってより美味しく お召し上がりいただけます。
■盛り付け時
盛りつけ前にお皿を温めておきましょう。
これで、ステーキがすぐに冷めることなく、アツアツの美味しいお肉をいただけます。